有機栽培、有機JASとは?
有機栽培では、
●化学的に合成された肥料や農薬などは種まきや植付け前の2年以上使用していません
●栽培期間中ももちろん使用していません
●遺伝子組み換えの技術は使いません
有機JAS認証制度とは?
上記のような栽培方法が、有機JAS規格に適合しているものなのか年に一度調査をうける制度です。
調査は農林水産省が認めた登録認定機関(私たちは有機農業認証協会にお願いしています)に申請し、認定を受けます。
認定を受けた生産者は生産・製造過程に基づいて有機JASマークを貼付することができます。
有機JASマークはその検査を受けた信頼の証なのです。
一方で、「無農薬」や「減農薬」などのあいまいで誤解しやすい表示は、今では使うことができなくなりました。それらは「特別栽培」と表示することが定められています。「特別栽培」は作物を栽培している間だけ、農薬や化学肥料を使用しないか、あるいは回数や量を減らした場合のみに表示することができます。
小原営農センターの有機栽培の取り組み
①除草(田んぼ)
土の表面を動かし、発芽した草を根付かせないようにします。
②抑草(畑)
発芽したての草にくり返し土をかぶせ
草の生育を抑えます。
また、ビニールマルチも利用します。
③防虫
虫がつかないよう、あらかじめネットをはります。
④自家製のボカシ肥料や緑肥の利用
米ぬかや魚カス、ミネラル成分を発酵させた自家製のボカシ肥料を作っています。土の中の微生物のエサとなり、豊かな土壌がそこで育つ作物のもつ力をひきだしてくれます。
ヘアリーベッチやセスバニアなどの緑肥作物も土壌をふかふかにし、草や病害虫を抑える効果があります。ソルゴーは障壁となり虫が飛来するのを防いでくれます。
⑤ブロックローテーション
3,4年稲を連続して作ったら(田んぼにしたら)、大豆(畑)を1年はさみます。草や虫、病気を減らせるだけでなく、乾土効果で使われなかった肥料分が利用できたり、お互いにとってメリットがあります。
安心して食べることができる農産物や加工品をつくること
その生産がずっと続けられること
生産活動がまわりの環境に極力負荷がないこと
私たちの次の代まで地域の田んぼや今あるこの風景を守っていけること
それが有機栽培では可能だと思っています
自分たちで育てたものを自分たち手で、こんな思いと共に
顔の見えるお付き合いの中でお届けできればと願っています